はじまり
学生時代に中小企業診断士の資格を取りました。きっかけは、三国志の軍師への憧れです。自分が先頭に立つより、作戦を考えて人を支えるほうが合っている。そう思って選んだ道でした。
会社勤めでは心身をすり減らして早々に辞め、好きだったマーケティングを学びながら始めたインターネットの事業で、「勉強していたことが実際に形になる」楽しさを知りました。自分でゼロから生み出すより、世の中にある面白いアイデアや才能を見つけ、編集して広げることに喜びを感じ、集客とマーケティングの支援を仕事にしました。屋号は、実家の愛犬の名前から「オフィスジョエル」。今の社名の由来です。
最初の失敗
「社長が何を考えているか
分からない」
法人化して、業界未経験の知人を2人採用しました。うまくいきませんでした。「社長が何を考えているか分からない」とよく言われました。私自身、会社がどういう状態で、どうすれば良くなっていくのかが分かっていなかったのです。未熟な管理に、契約まわりのトラブルや取引先からの詐欺被害が重なり、会社は自転車操業に。2人に辞めてもらい、もう一度一人からやり直すことになりました。
仕組み化との出会い
再出発後はフルリモートで、広告運用やセミナー集客の支援に取り組みました。成果が出るにつれて、今度は仕事が一人では抱えきれなくなります。人にうまく任せられず、全部自分でやらなければと抱え込んだ結果、頭がパニックになりました。本当に簡単なことすらできなくなり、かえって仕事が進まない。頭を整理するために出会ったのがタスク管理で、これで頭の中と時間の整理はできるようになりました。
それでも解決しなかったのが、人にお願いしてもうまく動いてもらえないことでした。自分がいなくても回るようにと、自分のやり方をマニュアルにして任せてみましたが、全然うまくいきません。何かが違う。考えた末にたどり着いたのは、やり方の前に、自分の考え方や価値観、会社の方向性を明確にして言葉にし、共有して目線を揃えることが必要だった、ということでした。

「価値観や仕事のルール、やり方、考え方を文書にまとめて共有する」という考え方に共感し、会社の考えをまとめた「JOELノート」を作り始めました。このとき、私の中に一つの目標が生まれました。この組織を、「ここで働けて幸せ」と言ってもらえる組織にすることです。JOELノートを作り始めて1年ほどで、ある事業は私抜きでも回るようになりました。さらに、理念から一貫した会社の仕組み化を「仕組み経営」で本格的に学び、整理した方向性を具体的な仕組みへ落とし込んでいきました。こうして、業務委託やリモートのメンバーだけでも、事業やサービスが回る組織になっていきました。
自分を救った方法を、お客様へ

自分をパニックから救ってくれたこの方法は、ほかの社長の役にも立つ。そう確信して、事務代行(のちの御社のWEBじむ部)を始め、仕組み化の支援を始め、仕組み経営の認定コーチになりました。いまは、仕組み化にAIを組み合わせる取り組みを「シクミカラボ」として本格的に進めています。
考えがはっきりしないと、
自分の仕事も会社の仕組み化も進まない。
私がずっと感じてきたのは、「考えがはっきりしないと、自分の仕事も会社の仕組み化も進まない」ということです。モヤモヤした考えを整理して、言葉にする。ハッキリすれば、やるべきことが見えて、未来にワクワクできる。この体験を一人でも多くの社長に届けたい。社長の頭の中と仕事を整理して、やりたいことに時間を使い、ワクワクした生活を生み出す。それが、私たちの約束です。
株式会社ジョイント・エレメンツ・コンサルティング代表取締役 笹木義隆

