「ソーシャルメディア、とくにFacebookをビジネスに活用したい。」と思っている方は、非常に多くいらっしゃいます。
目次
「ソーシャルで稼ぐ」の間違い!
今回は、ソーシャルメディアを使う上で、多くの方が勘違いしているであろうポイントを挙げて、ソーシャルメディアの活用方法の方針のヒントをご紹介します。
では、早速質問です。
さて、いかがでしょうか?
- 「最近、よく取り上げてられているし、ビジネスで活用している企業も増えている。」
- 「フェイスブックを使ってビジネスをしている人を見かけて、自分もしたいと思った」
こんな感じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
目的が不明確な状態でソーシャルメディアを活用する場合、やりがちなのがソーシャルメディアを広告のように使ってしまうという失敗です。
ソーシャルメディアは、広告に使うな!
ソーシャルメディアが日本よりも早く普及していたアメリカのマーケターJohn Reeseが言っていたことですが、「ソーシャルメディアは広告で使うのではなく、ブランディングのために活用する」のが有効な活用方法です。
それは、なぜでしょうか?
なぜ、ソーシャルメディアは売り込んではいけないのか?
私の場合、John Reeseの先の言葉に、なんとなく共感していたので、ソーシャルメディアで売り込むということを最初から考えていませんでした。
ですから、データを取ったわけでもありませんが、私なりの考えをお伝えすると、
知り合いに、やたらと商品を売り込んでくる人がいたら敬遠しません?
まぁ、要するに、そういうことです。
たいして仲も良くない人にいきなり売りつけられたら嫌なものです。
とくに、ソーシャルメディアは、ユーザー間のつながりが強いメディアなので、押し売りされることに対する拒否反応が強いメディアなのでしょう。
さらに、ソーシャルメディアは、情報や気持ちを他のユーザーと共有しやすいのが特長です。
双方向というよりも、多方向に広がりやすいメディアです。
ソーシャルメディアをうまく活用するにあたって、ユーザーに喜ばれることを行い、感動を他の人に共有してもらう事がポイントに成ります。
良いコンテンツを提供するだけでなく、製品を使って感動した体験など、ユーザーにプラスの感情を持ってもらうことが重要です。
広がりやすいということは、良い面だけでなく、悪い面も広がりやすいと言えます。
嫌な感情は、ネガティブな情報として広がって行きます。
以上を考えると、無視される一方的な売り込みをするよりも、良いコンテンツや良いサービスを提供してユーザーに喜んでもらい、プラスの感情を高め、さらには拡散してもらう事が効果的なソーシャルメディアの活用方法といえます。
ソーシャルが利益を生むのではなく、顧客ロイヤリティが利益を生む
「ロイヤルティリーダーに学ぶ ソーシャルメディア戦略」の著者、高見俊介氏によると
「ソーシャルと利益には直接的な相関性はない。顧客ロイヤリティが第三因子になっている」とのことです。
図にするとこうなります。
ドラッカーも利益の源泉は顧客であることを言っているように、結局は、ソーシャルメディアというものは、それだけで利益を生むような魔法のつえではなく、顧客との関係を良くするツールということです。
最近は、ソーシャルメディアに関連するキーワードとして、「エンゲージ(商品や企業に対する愛着)」という言葉が使われています。
この言葉からも、単に露出を増やすということではなく、ソーシャルメディアは顧客や見込み客との関係を強めるツールとして活用する方向性が見えてきます。
ここで私なりの考えをまとめます。
ソーシャルメディアは、顧客ロイヤルティ・エンゲージ(愛着)を高めて、顧客価値を向上させるために使う!
では、どうやって顧客ロイヤルティを高めるの?
顧客ロイヤルティを高める方法は、人によってそれぞれですが、簡単に言うと、「顧客に喜ばれることを行う」ということになります。
もう少し具体的なやり方や考え方については、別途説明したいと思います。
ということで、私もそろそろ、本格的にfacebookを活用したいと思います。
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