さて、ホームページで売れない時にチェックすべきことシリーズも最終回になりました。
前回の、ホームページで売れないときにチェックすべきこと(その4)PPC広告編で、PPC広告について、コスト計算の重要性について触れました。
今回は、SEO対策についていくつかポイントをお伝えします。
SEO対策は、非常に範囲が広く、深いテーマなので、今後のSEO対策の方向性を考慮した3つのポイントをお伝えします。
まぁ、初心者向けの記事です。
目次
SEOは無料じゃない!
ホームページで集客を考える際に、多くの方がSEO対策だけに取り掛かろうと考えます。
もちろん、SEO対策を行うことは重要です。
ただ、SEO対策だけを実施する方に理由を聞いてみると「無料だから」とか「低コストだから」という答えが返ってきます。
多くの方が勘違いしていますが、SEOは無料ではありません。
むしろ、
- コストがかかる
- 労力がかかる
- 時間かかる
- 成功するかわからない
というなかなか面倒な施策なのです。
すべてを自前で行うとしも、人件費がかかってしまいます。
さらに、これだけやれば順位が上がるというものもありません。
様々な対策を実施した結果として順位が上がるというものなので経営視点で考えると投資効果が見えにくいものです。
低コストで強固なSEO対策を実施するには
SEO対策が無料ではないことはご理解いただけたかと思います。
無料ではないとはいえ、低コストで実施したいところです。
とはいえ、最近のGoogleのペンギンアップデートなどのアルゴリズム変更や一部のサイトに対する目視による警告メッセージの通知により、従来実施されていた低コストなSEO対策が使えない状況です。
ですから、低コストでなおかつ、Googleのアルゴリズム変更に左右されない強固なSEOを実施する必要があります。
このようなSEO環境において、SEO対策を自分で実施するか、外部に依頼するかを選択する必要があります。
自分でSEO対策を行う
ご自身でやる場合は、まずは基礎的な対策を実施することから始めます。
以下の3つのポイントが重要です。
- キーワード調査
- タイトルタグ
- コンテンツ(記事・ページ)を作る
キーワード調査
ご自身のビジネスにおけるターゲットユーザーがどのような問題を抱えて、どのようなキーワードで情報収集したり、商品を購入しようとするのかを調査します。
キーワードに関しては、ニッチマーケティングレポートにも少し書いてありますので、良かったら参考にして下さい。
タイトルタグ
トップページや各ページそれぞれに、別々のキーワードを含みつつ、ユーザーがクリックしたくなるタイトルを設定します。
SEOにおいて、各ページのタイトルは、今でも非常に重要なポイントです。
キーワードと各ページのタイトルタグのつけ方に関する構造についても、前述のレポートに記載していますので、よかったらどうぞ。
コンテンツを作る
今後は、質の高いコンテンツを作り、
- 自然なバックリンクをもらう
- 検索ユーザーの流入の入り口を沢山用意する
という戦い方が重要になります。
自作自演のバックリンクサイトを作る暇があったら、質の高いコンテンツを作ることに時間を当てたほうが良いですね。
Googleのスパム対策の責任者である「マット・カッツ」氏によると
(コンテンツが充実していないのに)SEOが上手なサイトと(SEOができていないけれど)すばらしいコンテンツを持っているサイトの条件を平等にしよう
というのがGoogleの動きです。
素晴らしいコンテンツを作ることが何より重要になっていきます。
参考
「過剰SEOサイトにはペナルティを与える」というGoogleマット・カッツの発言について
自作自演のバックリンクサイトは危険
自分で無料ブログや中古ドメインでリンク提供用のバックリンクサイト、サテライトサイトというものを作り、メインサイトへリンクを送る自作自演のリンクSEOというものがよく行われていました。
ただ、Googleには自作自演は見抜かれており、素人が中途半端にやるとメインサイトの順位を落としてしまう結果になります。
そうとうな覚悟と資金を用意して、SEOとくにリンクに関する豊富な知識がないと今後、バックリンクサイト運営によるSEOは非常に難しいと言えます。
最近、本当に顕著になったGoogleの不正リンクに対する厳しい捜査網をかいくぐって、効果のある自作自演リンク、人工リンクを構築するのはかなり難しいです。
外部に依頼する
一番簡単なのは、SEO対策を外部に依頼することです。
ただ、ここで重要なのがどのようなSEO対策を行なっている業者かという点です。
前述のバックリンクによるSEO対策をうたっている業者は少し気をつけないといけません。
「ペンギンアップデート(最近のGoogleのスパム対策アルゴリズムアップデートの名称)に対応」と書かれていたとしても、いつどうなるかわかりません。
仮にやるとしても、相当手間をかけたバックリンク体制をつくらないとGoogleは把握しておりますので、低コストで提供している業者には注意が必要かもしれません。
じゃあ、外部対策はどうすればいいの?
バックリンクについての危険を伝えていましたが、「バックリンクがダメ」なわけではありません。
今でも、バックリンクは非常に重要な要素です。
問題なのは、自然にリンクを貰うのではなく、リンクを送ることだけを目的としたサイトから自作自演(業者による自作自演も含む)によるバックリンク提供など、過剰なSEO対策をGoogleが問題視しているということです。
例えば、新規事業用のサイトを立ち上げた際に、既存の自社サイトからリンクを送ることは、一般的な行為だと言えますし、問題ないと思っています。
じゃあ、外部対策はどうすればいいの?
お金に余裕があるなら、ヤフーディレクトリ(ビジネスエクスプレス)に登録する方法もあります。
一応、ヤフーディレクトリは、審査されているので、ペナルティ対象ではないとのGoogleの見解があるようですね。
ただ、以前のような大きな効果を期待するのも難しいかもしれません。
プレスリリースも単体で効果があるわけではありません。
コンテンツも作りながら、外部からリンクを貰えるような施策を地道に実施するというのが今後のSEOの方向性です。
まとめ
今後のSEOについては、まずは以下の3つを実施する。
- キーワード調査
- タイトルタグ
- コンテンツ(記事・ページ)を作る