まず、商品を・サービスは、基本的に以下の二つのいずれかの特徴を持っています。
- お客の問題を解決する。
- お客の願い・願望を叶えてくれる。
両方を兼ね備えたものから、片方の特徴に特化している商品、様々なものがあります。
ですので、自分の商品を作るケースについても、顧客や見込客が抱える問題や願いを把握することがポイントです。
まず、彼らが抱えているものをどのように把握することが出来るでしょうか?
おろらく、このようなものが挙げられます。
- 自分の経験から問題や要望を考える。
- アンケートを取る
- 直接インタビューする
自分の経験から問題や要望を考える
自分がその業界に長く、ユーザーの抱えている問題を知っているということもあるかと思います。
また、自分だったら、こんなものが欲しいということがあれば、それらをアイデアとしてストックしておきます。
とはいえ、自分だけのアイデアでは必ずしもユーザーの希望通りになるとは限りません。
ですから、やはり相手に直接聞くのが一番です。
直接聞けない場合は、アンケートをとります。
簡単なアンケートでも構いません。
たとえば、このひとり勝ちニッチ市場マーケティングでは、こんな希望コンテンツアンケートをとっています。
このアンケートは商品化というよりも、このサイトのコンテンツをユーザーに需要にマッチさせるために知りたい情報を把握するものがメインの目的です。
では、アンケートでは、どのような事を聞けば良いか?
もちろん、色々と聞ければ良いのですが、私が聞いているのは以下のようなものです。
- あなたが抱える〇〇についての一番の問題はなんですか?
- あなたが抱える〇〇についての二番目の問題はなんですか?
- 〇〇について、「こうだったら良いのに」という要望や希望、願いなどはありますか?
上記で答えた問題は、なぜ問題になっていますか?理由や背景を教えてください。
上記で答えた問題は、なぜ問題になっていますか?理由や背景を教えてください。
できるだけ、具体的に書いてもらうために、選択式などではなく、フリースペースに記入してもらう形にします。
自由形式で書いてもらうことで、自分では予想していなかった情報やアイデアの参考情報を得ることが出来ます。
選択形式にして、多くの回答を得るよりも、ここでは濃い情報を得たいので、自由に記述する形式にします。
それでも、アンケートの回答数を増やしたいという場合には、
- アンケートに答えてもらった方にプレゼントを提供する
- アンケートに答えたもらった方に、先行告知する。特別価格で提供する。一部を無料で提供する。
などのオファーを用意すると回答数が増えるかも知れません。
このあたりは、創意工夫を凝らしてみてください。
一番重要な質問
アンケートの場合には、必ずしも期待通りの回答が得られるとは限りませんが、直接聞くときには、「なぜそう思いますか?」「どうしてそのように思いますか?」といった理由・原因を深く聞き出すことや「もう少し具体的に教えてください。」といった具体例を効く質問をすると良いです。
単に表面的な問題を聞くのではなく、根本となる問題や原因を聞くことが一番重要なのです。
例えば、「ホームページを作れない。」という問題を相手が聞いたときに、
- 「なぜ、ホームページを作れないのですか?どんなところに壁がありますか?」
- 「もう少し具体的に教えててもらえますか?」
といった質問をしてみます。
そうすると、例えば「ホームページ作成の学習する時間がない」という答えが返ってくるかもしれません。
つまり、根本的に抱えている問題は、「時間がない」ということかもしれません。
「時間がないということですが、もう少し具体的に教えてもらえますか?~」
という感じで、さらに深く聞いていくことも出来ます。
このようにして、ユーザーに「役に立つ」、「喜んでもらう」ための基礎情報を集めていきます。
次回は、集めた情報を売れる商品にするための調査方法について説明していきます。
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