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「コンテンツを作れ」と言われても簡単にはできないよ!
去年からのGoogleの検索エンジンのアップデート(パンダ・ペンギンアップデート)を機に「質の高いコンテンツ」を作りマーケティングに活用する「コンテンツ・マーケティング」の重要性が注目されています。
質の高いコンテンツを作ることが出来れば、今まで以上に検索エンジンから集客する可能性が高くなります。
とくに、個人メディアで集客する場合には、コンテンツ制作は必須になってきています。
「今更そんな事言われていても、それはわかっているよ。わかっているけど、実際に作るとなると色々あって出来ないんだよ。」
この記事を読んでいる方の多くは、このような思いを抱いているのではないでしょうか?
実のところ、私自身コンテンツ制作にもっと力を入れる必要性をわかっていながら、十分にできていないと感じています。
「クライアントの対応や本業が忙しくて」
「新しいプロジェクトに時間をとれてしまっていて。」
色々と言い訳が出てきます。
ですが、出来ない理由を探して言い訳したところで、コンテンツマーケティングを順調に進めることはできません。
重要なのは、「どうやったらコンテンツ制作を順調に進めることが出来るか?」です。
ということで、今回は、marketingland.comより「How to Overcome the 5 Excuses That Will Kill Your Content Marketing Efforts」という記事からコンテンツマーケティングに関する言い訳を打ち消す5つの方法をご紹介します。
コンテンツを作らない言い訳を見つけている?
コンテンツ制作は、たしかに今後のWEBマーケティングにおける重要な要素です。
しかし、コンテンツを作ることは、時間や労力のかかる重労働です。
しっかりとしたコンテンツを作ろうと思ったら、数時間、数日かかってしまうこともあり、とても面倒な作業です。
人は、面倒な作業はなんだかんだ言い訳をして避けてしまいます。
結果として、コンテンツ制作がなかなか進まないという状況に陥ります。
ここでは、よくある5つの言い訳をご紹介し、合わせてそれぞれの言い訳の対策もご紹介します。
言い訳1:コンテンツのネタ・アイデアがない
解決策:アイデアを書き出し、保管、共有する仕組みを作る
もし、あなたが一人事業主でなければ、すべてのコンテンツアイデアをあなた一人で考える必要はありません。
コンテンツ制作の担当者だけでアイデアを考えるのではなく、多くの人がコンテンツアイデアを提案できるような状態にする必要があります。
アイデアを出す人が多ければ多いほど、より質の高いコンテンツのアイデアが生まれます。
もし、あなたがフリーランスで自営している場合、アイデアは基本的にはあなた一人で考える必要があります。
重要なのは、アイデアを思いついたら書きだして、リストアップしておきいつでも好きなときに確認できる状態にしておくことです。
GoogleDriveでも、Dropboxでも何でも良いのでコンテンツアイデアを保管して、どこからでも書き込み、チェックできる環境を作ることをおすすめします。
(marketingland.comとは少し違う内容になっています。)
言い訳2:忙しくて時間がない
解決策:1に計画、2に計画、3,4がなくて5に計画
もし、あなたが経営者であれば、スタッフに通常の業務の上にさらに「コンテンツ制作」の業務を追加させることは簡単ではありません。
あなた自身も本業に忙しいので、なかなかコンテンツ制作に時間を割くことができません。
とはいえ、どうにかして時間を作る必要があります。
そのためには、しっかりとした計画が必要です。
- コンテンツカレンダーを作り、コンテンツ制作に関わる全てに人が確認できるようにする。
- 十分なリードタイプを確保する。(できれば、1ヶ月ほど)
- コンテンツ制作のプロセスフローを作り、締め切りを設定し、それをやり通す。
- 各プロセス(アイデア作成、アウトライン作成、ラフ案など)毎に期日を設ける。書くプロセスごとに期日を設けておくと、大きなスケジュール遅れを発生しにくくなります。
- 明確な業務フローとガイドラインを確立し、常にそれらを微調整しながらアップデートする。
しっかりと計画を立てる事は、重要です。
従業員が複数いるのであれば、上記の方法は大きな負担を加えることなく、コンテンツ制作をすすめることができるようになります。
しかし、一人で全てやらないければならない場合は、どうでしょうか?
いくつかのアイデアがあります。
- カレンダーにコンテンツ制作の業務を前もっていれておく。
- コンテンツ制作の各プロセス毎に家族や外注を使って他の人に頼めることはないか確認する。(簡単な調査はもしかしたら、第三者に依頼できるかもしれない。また、あなたがアウトラインをもとに文章を作ってくれるライターが見つかるかもしれない。)
- コンテンツ制作の時間を短縮させる方法を磨く。
- コンテンツ制作の大部分を第三者に依頼する。
言い訳3:文章を書くのが苦手
解決策:自分の得意な部分に注力する。
文章を書く事の好き嫌いや上手い下手はコンテンツ制作にとって必須の能力ではありません。
コンテンツマーケティングは、様々な専門的能力を必要としていますが、それらすべてを有している人はいません。
もし、あなたの会社に、複数のスタッフがいる場合、実際に記事を書かないスタッフには、彼らの強みや得意分野を活かしてコンテンツ制作やコンテンツマーケティングに参加してもらうことができます。
もし、あなた個人でコンテンツ制作をしなければいけない場合で、どうしても文章を作るのが苦手だという場合は、記事作成を外部のライターに依頼することができます。
しっかりとした下書きや素材を用意してあれば、驚くほど安い金額で依頼することもできます。
では、文章を書くこと以外にどのような作業があるかを確認してみましょう。
- リサーチとデータ分析-調査や分析が特になメンバーがいる場合、インフォグラフィックや報告書(いわゆる「ホワイトペーパー」、その他の深い分析に基づいたコンテンツをつくるために、データ収集や分析に参加できないか検討する。
- 編集、校正、チェック業務-細かいチェック作業などが得意なスタッフが居る場合、彼らにあなたのコンテンツの誤字脱字のチェックや言い回しの表現の修正などを依頼します。
- プロモーション-制作業務は苦手でも、ソーシャル・ネットワークなど外部にコンタクトするのが得意なスタッフが居る場合、彼らにはコンテンツをソーシャル・ネットワークで広めてもらう仕事を任せることができます。
個人で運営している場合は、自分でやる作業と他の人に依頼する作業とを分けて、コンテンツマーケティングが有効に機能する仕組みを作ることが重要です。
言い訳4:自分が書いた文章を公にするのが怖い
解決策:強力な支援体制をもつ。
友人にメールを送るのとはわけが違って、社内外から閲覧されるコンテンツを作ることは誰にとっても大変な作業です。
もし、スタッフがコンテンツ制作を担っている場合、彼らは他のスタッフや同業他社に批評されるのことを恐れることが多いようです。
誰しも、批評されることには不安を感じますよね。
記事作成において社内のリソースを使いたいけれども、スタッフが記事を書くことに不安を抱いている場合は、不安を取り除くような支援体制を作っておくことが必要です。
この記事を読んでいる方の多くは、ご自身でコンテンツを作るケースが多いと思いますので、そこまで必要のないケースかなと思います。
スタッフではなく、自分自身がコンテンツを外部に出すことをためらう場合は、一般公開する前に第三者に見てもらいチェックしてもらいましょう。
もし、あなたがその分野においてまだ駆け出しで、自信をもってコンテンツを出せないという場合は、調査結果などを使った事実ベースのコンテンツを作っていくといいでしょう。
言い訳5:あまりノウハウを公開したくない
解決策:知識やノウハウは外部にどんどん出したほうが良い結果をもたらします。
もちろん、社外秘の情報やノウハウもあるでしょう。
「競合他社に盗まれたくない。」
「お客さんに提供していた情報を無料で出すなんて・・・」
といった考えで、知識やノウハウの出し惜しみを続けていると誰もあなたの事を注目しなくなります。
なぜなら、情報発信しない限り、ユーザーは、あなたがレベルの高いプロフェッショナルなのかどうかを判断することが出来ないからです。
一般論でも良いので、ノウハウや役に立つコンテンツを提供するようにしてください。
役に立つ一般論的なノウハウを提供すると、コンテンツを読んだ読者は「自分の個別の問題」をあなたに相談するようになります。
役に立つ知識・ノウハウを公開すると
- ターゲット顧客の注目を集めます。
- 潜在顧客を教育します。
- 専門家としての立場・ブランディングを確立します。
- ユーザーが個別の問題についてあなたに相談するようになります。
まとめ
コンテンツマーケティングは、ウェブマーケティングにおいて非常に重要なテーマです。
できるかぎり社内のコンテンツ制作担当者一人で実施するのではなく、複数のメンバーによるチームを作ってコンテンツ制作を行なっていくことが重要です。
もし、スタッフがいる場合も、スタッフではなく外注を使っている場合も以下をチェックして下さい。
- コンテンツ制作における業務プロセスを確立する。
コンテンツ制作における業務プロセスを確立して、より効果的・効率的なコンテンツ作成の仕組みを構築する。コンテンツ制作メンバーが新たに加わった場合もすぐに稼働できるようにトレーニングを用意する。
- 成功体験を共有する。
コンテンツマーケティングにおいて良い成果を得たケースは成功要因を含めて社内で共有する。成功ケースを共有することは、コンテンツマーケティングのメリットを説明するうえでもっとも効果の高い方法。
- 納得できるコンテンツだけリリースする。
あなたが良いと思ったコンテンツだけをリリースする。コンテンツは量から質の世界に変わってきているので、内容の薄いコンテンツは公開しないようにする。