ブログをやるからには、多くのユーザーに読んでほしいですし、ビジネスとして運営する場合には、集客もしたいですよね。
アクセス数を稼げるブログにするためには、記事作成時にいくつかの基本的なポイントがあります。今回の記事は、アクセスアップしやすいブログにするために、記事を書く前から書いた後までに簡単にできるポイントの流れの一例をまとめてみていきます。記事作成前、作成する時、作成後に分けて書いています。
これからブログを始める人、またはブログを始めてみたものの、これでいいのか不安な人、もう一度確認しておきたい人などに参考にしていただければと思います。
目次
1:記事を書く前に考えておくこと
1-1:ブログのターゲットを考える
ブログを読んでくれるユーザーがどのような人なのか、どのような人に読んでほしいのかを具体的にイメージします。ペルソナを作成して、行動パターンや趣味などをイメージすると、記事のテーマも絞られてきます。何もないところから考えられないようであれば、実際の顧客の人がどのような人だったかを思い浮かべてみましょう。
1-2:ブログの計画を立てる
ブログは計画的に運営した方がいいです。ビジネスならなおさら、計画的な更新がベストだと考えます。ネタが無い場合には、モチベーションが下がり、更新も滞りがちになりますよね。ビジネスブログの場合には、それが続くと、チャンスを逃してしまいます。ですから、始めに大体のストーリーを作っておきましょう。記事のテーマの順番や「朝一番には必ず更新する」と言った決まりを一応決めておきます。
それに縛られすぎても追い詰められますが、一度決めておくことで習慣化できるようになります。すると、その朝一番のブログのためにネタも普段から探すようになります。「更新はいつでも好きな時に」、としていると、どうしてもだらだらしがちです。少しはプレッシャーを与えるようにしましょう。
1-3:何について書くかを決める
何について書くか、大まかなテーマを決めておきます。ブログに書く内容をある程度決めておくことができれば、書きやすくなります。個人としての日記と、ビジネスは分けて作りましょう。専門性があれば、ターゲットが読んでくれますし、参考になると判断してくれます。
2:記事を書く時のポイント
2-1:タイトルについて
タイトルが重要だという話はよく聞くと思います。ここでは興味を持たれるタイトルの条件について考えてみます。
大きなポイントとして
- 具体的な数字が入っている
- 重要なキーワードが入っている
- 32文字以内
- 何について書かれているかが分かる
- 役に立つと思わせる言葉を入っている
ブログのタイトルはクリックされることが目標ですので、ユーザーの興味を引くタイトルにすることが一番の目標になります。
2-2:記事の目次について
最初に目次を入れておくことで、ユーザーは長さと大体の読み終わる時間が把握できます。また、読み始めた時に自分の役立つ情報がどの辺に入っているのか、ブログの内容も分かりますので、ブログの理解度が高くなり、読みやすいブログと感じます。入れる場所としては、大体冒頭の文章の後、本題が始まる前が多いですね。
2-3:記事の文字数について
特に文字数が多すぎる記事はブックマークや拡散はされにくいです。読みやすいブログとして提唱されているのは、3000文字から5000文字くらいです。しかし、文字数ばかりに気を取られていると、肝心の中身が不自然になってしまうこともありますので、臨機応変に、大体このくらいということを頭に入れておいてもらえればいいです。長すぎたら、分けて次のブログに回したり、短すぎたら、もう少し肉付けしたりなどの参考にしてください。
2-4:情報を紹介する数について
豊富な情報がこのブログをにはあると思ってもらえれば、また訪問してくれる可能性も高まります。知識系のブログを書く場合、情報を紹介する数は10個以上がいいでしょう。ユーザーは多くの情報の中から自分に合う物を選びたいと考えます。はてなブックマークなどで人気のある記事の情報の数は、20個以上提示されていることも多いです。
2-5:記事の信憑性について
情報の信憑性は大切なポイントの一つです。ユーザーから信頼感を獲得するためにも、記事の信憑性は大切にしたいものです。その為に実測や統計データや専門家の意見などを引用する方法があります。
意見の数値や専門的な意見を提示することができれば、ブログにも厚みが出ます。
2-6:他とは違う切り口で
同じテーマでも他とは違う切り口を提案していましょう。ユーザーは違う意見も知りたいと思っています。意見に興味を持ってもらうことが重要です。
2-7:RSS登録ボタンについて
気軽に購読してもらえるように、RSS購読ボタンは配置しておきましょう。場所としては、サイドバーとコンテンツ下がベストですね。シェアが50%近くある「Feedly」というRSSリーダーがおすすめです。
2-8:Facebookのボタンについて
「イイね!」ボタンの設置の他に、「Like Box」を設置しておくことで、ブログの読者がfacebookに流れやすくなります。Facebookに連携させる手順についても簡単にご説明します。
ブログのFacebookページを作成します。次にブログの「OGP」(導入することで、「イイね!」を押したときに記事元URL、ページタイトル、サイト説明、サムネイル画像が表示されるようになる)を設定します。最後にブログに「イイね!」ボタンと「Like Box」を置きFacebookにブログの記事情報を配信します。という流れになります。
2-9:Twitterのフォローボタンについて
Twitterのフォローボタンをブログに配置することで読者が増え、更新情報を流せば、リピートして来てくれるようになります。また、ツイートボタンをブログに配置すると、ブログ読者はクリックするだけで気軽にブログをつぶやくことができますので、拡散が期待できます。こちらも連携させる手順について簡単にご説明します。
まず、Twitterのアカウントを作成します。次にブログに「ツイートボタン」と「フォローボタン」を設置(タイムラインウィジェットでも可。フォローボタンもあり、ユーザーがブログ上でツイート内容を見ることができる)します。そして、最後にTwitterにブログの記事情報を配信する流れです。
2-10:はてブボタンについて
はてなブックマーク、通称「はてブ」の新着エントリーに選ばれることで数百以上のアクセスアップが一気に期待できます。そしてもちろん拡散や共有なども行われる可能性が高いので、見込み客や新規ユーザー獲得の大きなチャンスになります。この新着エントリーにのるためには、ブログに「はてブボタン」を設置しておきます。ユーザーがクリック1つで軽くブックマークできるので、ブックマークされる確率が高くなります。ただ、ブログ記事を読んで役に立つ、面白いと思ったものに「はてブボタン」は押されます。ですから、ユーザーが面白いと思う物、また読み返したいと思う物、役に立ったと思う物を書き、更に目を引くタイトルを書くようにしましょう。
2-11:読みやすい記事を書く
「文字の大きさ」、「行間」、「段落」に注意して読みやすくしましょう。いくら内容が良くても読みにくい記事はユーザーは敬遠します。スマートフォンや携帯でも読むことも考え、センテンスのまとまりにも注意します。
2-12:メリットを考えながら記事を書く
自分の記事を読んで、ユーザーにどんなメリットがあるのか考えましょう。ユーザーにどんなメリットを持たせられるブログにするのかを決めておくことで、記事の内容も決まってくるでしょう。ライティングの技術も必要ですが、これは回を重ねていくごとに上達していくことでもありますので、とにかくユーザーの為になる記事を書くようにしましょう。
2-13:Googleも少し意識する
最初は読者などがいないので、コツコツ記事を書いていくしかありません。ユーザーが何という言葉検索するかを想像して書くのはもちろんですが、Googleに好かれる記事(諸説ありますが、キーワードが不自然に入り込んでいない、ユーザーの役に立つなど)を書いて、検索に引っかかりやすいようにしておきたいものです。
2-14:パーマリンク設定(wordpressの場合)
ブログはリンクを張ることが非常に重要になってきます。そして記事のURLは変えない方が良いというのは基本です。しかしWordpressの場合、デフォルトのままだと後でカテゴリを変えるとURLが一緒に変更されてしまいます。
そこで、そのURLを変えさせない方法です。
Wordpressにはパーマリンク設定をする部分があります。この部分のカスタム構造を選び「/%postname%/」と入力することでカテゴリを後から変えてもURLが変更されることはありません。または、カテゴリ変更の可能性があるのであれば、階層を省いて表示しておくといいでしょう。
2-15:URL設定(wordpressの場合)
WordPressの場合には記事のURLは自分で設定しないと日本語になってしまいます。この日本語のURLは拡散しようとした時にものすごく長く変換されてしまい、拡散されづらくなります。ですから投稿する度に自分で設定するか、パーマリンク設定で変更します。
パーマリンク設定では、数字ベースや投稿名などから選べますが、カスタム構造でタグ設定すれば、自分で好きな投稿名にすることができます。詳しくはこちらをご覧ください。
3:記事を書いた後にできること
3-1:カテゴリ分けをする
カテゴリ分けは重要です。カテゴリの名前自体が検索エンジンにも載ってくる場合があるので、カテゴリ分けしておいた方がSEO対策としても有効ですし、全て同じブログというカテゴリにしてしまうと、読者が記事を探したい時に不便です。
せっかく来てくれたユーザーが、他の関連の記事を読みたいと思ってくれていてもカテゴリ分けされていなければ、離脱してしまう場合があります。
3-2:記事アップ通知を送る
以前はブログを書いても1ヶ月後に最初の訪問者があったりなど、アクションが遅いということがよくありましたが、今はGoogle経由などで、記事をアップして2~30分後に検索ヒットで訪問者があったりします。その理由の一つとして記事アップ直後にGoogle+でコミュニティ宛てに記事アップ通知を送る方法があります。
記事アップ通知は、コミュニティに通知されてコミュニティ内の人が記事を見に来てくれるようになります。参加コミュニティに困ったら「はてな村ググタス出張所」に参加することで記事アップ通知ができます。
また、Google+だけでなく、twitterやfacebookなどでも告知することができます。ツールを使ったり、毎回手作業だったり、方法はいろいろとありますが、wordpressのプラグインを使用すると、簡単に自動連携できますので、twitterやfacebookなどにアップする手間をかけたくない人はこちらをご覧ください。
3-3:相互RSSを始める
カテゴリーで専門性のあるような記事やカテゴリーは相互RSSをしてアクセスを増やしていきましょう。ただし、相互RSSは相互リンク扱いになってしまう場合があり、Googleからスパム認定され、SEO的に影響を受ける可能性が無いとは言えません。
そこで、SEO的に影響が出ないように注意してRSSをします。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
3-4:SNSから来てくれている人を離さないようにする
リピートしてくれている人、特にSNS経由の人が喜ぶ記事を書きましょう。SNSからのユーザーは、拡散してくれます。盛り上がっているブログ、面白い記事がたくさんあるブログは人に紹介したくなりますよね。個人的に面白いと思っても人気のない記事は削除して盛り上がっている風のブログに見せるという技を使っている人もいます。
3-5:反応が多い記事は公開した後も追記する
リアクションが多い、アクセス数が多い記事は皆が関心を持っていることです。もっと多くの人が面白いとおもってくれるように、記事に後日談や他の情報などを加えてみます。
3-6:ブログを解析する
サイトのレイアウトや、取り入れたツールなどブログ上で何かを変化させたら、変化させる前と後でデータをきちんとチェックしておきましょう。直帰率や滞在時間やアクセス数などを比較できるようにしておくことで、ブログの細かな変化にも気づく事ができます。
3-7:毎日更新する
毎日更新するのは大変です。特にビジネスブログの場合には、日記ブログとは違いどうでも良いことを書いても意味がありません。拡散やファンになることを目標としていますので、面白い記事を書かなくてはなりません。ただ、毎日更新するとネタに困るのも事実です。そんな時にはネタ探しの方法をいろいろとためしてみましょう。
このブログにもいくつか記事を掲載しています。
もうネタ探しに困らない!ビジネスブログのネタの探し方とネタ探しに便利なサイト13個
ブログネタに困ったら、トレンドを意識してアクセスアップ!リアルタイムのランキングサイト活用法
3-8:良いと言われるものを試してみる
ネット上にはいろいろな情報があります。自分のブログがどの方法に合うのかはやってみないと実際には分かりません。いろいろと試してみるのも一つ手だと思います。ただ、試すだけでは分かりませんので、その際にアクセス解析などで成果をきちんと確認するのがとても重要になってきます。
4:まとめ
ブログを書くということはとても地道な作業です。安定的なアクセスアップの望むなら余計に気を配らなくてはなりません。ここに書いたことは簡単な流れです。アクセスアップについて悩んでいる人でやっていないことがあれば、試してみてもらえるといいと思っています。最初から多くのアクセスを稼いでいる人はいません。育てていくつもりで、基本的なポイントを押さえつつ、自分のブログの内容に合う方法でアクセスアップをしていってください。そのためにお役に立てれば幸いです。
5:参照記事
今回、参考にさせていただいた記事です。
ありがとうございました。
参考にさせていただいた記事には今回書いた内容の詳細や、別の方法も出ていますので、ぜひご覧になってください。
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山口