先日、「もうネタ探しに困らない!ビジネスブログのネタの探し方とネタ探しに便利なサイト13個」という記事を、ビジネスブログを運営する人に向けた記事として書きました。
今回もブログネタに関する記事ですが、ブログネタの探し方の視点を少し変えて、ランキングサイトを自分のブログのコンテンツ作成に生かすことに特化した記事を作成しました。
前回の記事の追記と考えていただいてもよいと思います。
前回ご紹介したサイトを再度ご紹介することもありますが、活用できるツールの一つということでご了承ください。
頻繁に更新しなくてはならないビジネスブログの運営者の方のブログのネタ探し、コンテンツ作成の参考になれば幸いです。
目次
1:ビジネスブログについて
なぜランキングサイトをわざわざピックアップしたのか。という疑問を抱く人もいるかもしれません。
その理由をご説明する前に、通常のブログではなく、いわゆる「ビジネスブログ」についての認識について確認しておきます。
1-1:ビジネスブログ運営の目的
ビジネスブログの運営をするにあたっては目的があるはずです。
具体的には、
- 見込み客になるかもしれないユーザーへの情報提供、情報共有
- 自分や会社に対しての信頼感を得る
- 見込み客へ販売や契約を促す
になると思います。つまり、この3つの要素を取り入れながら、ブログ記事を書くことができなければビジネスブログとは言えません。
この中でも販売や契約を促す要素が最終目的となりますが、そのために、情報提供や共有、信頼感得るブログ記事を厚くして、ファンになってもらいます。
ファンになってもらうためには、まず記事を読んでもらわなくてはなりません。そのためにブログへのアクセスを集めなくてはならないという考えです。
1-2:ビジネスブログのアクセスアップの条件
そして、アクセスアップのためのブログの書き方のルールは明確にはありませんが、大体条件として、
- 良質なコンテンツ
- 定期的で数の多い更新
は欠かせないと考えられています。これは、ビジネスブログに限らず、通常のブログにも言えることですが、ビジネスブログの場合には、アクセスアップの後、集客に結び付ける必要がありまず。
そのためには上記の条件の他に、
- 自分の商品やサービスに関連する記事を書く
- 商品やサービスの購入や契約を検討している人が興味を持つ記事を書く
ことが加わります。
1-3:ビジネスブログの難しさ
上記を見ても分かると思いますが、ビジネスブログには自分の商品やサービスに関することなど、限定されたターゲットに向けた記事を書きつつアクセスアップし、購入や契約に結び付けなくてはなりませんので、コンテンツ作成は通常のブログよりも難しいと言われています。
ネタも限られていて、その中で文章も良質なものを、1週間に1本…ではなく、1週間に2~3本、できれば毎日アップしなくてはなりません。
更新の回数を増やせば、ユーザーが見てくれる可能性が高くなりますので、アクセスアップにもつながるからなのですが、コンテンツの質を保ったまま、更新の数を保っていくのはなかなか難しいです。
しかし、記事をアップする頻度が高く、コンテンツも良質ならば、ファンが増え、その人たちが顧客になり、他の見込み客も呼び込んでくれる可能性が高いので、難しいとは言え、ぜひ成功させたいのです。
1-4:ビジネスブログのブログネタ
ブログを始めた最初のうちは会社のサービスや商品のネタには困らないでしょう。
- 商品やサービスに関する説明
- 他社と比べたメリット、デメリット
- 購入者からの質問、回答
- 価格
など、ネタを作り出すことはそう難しくありません。
しかし、それを一通り書き終わってからが、ビジネスブログのネタ探しの難しさです。
書くことが無くなり、更新が止まってしまったり、ブログネタが日常のものばかりになってしまったりして、結局個人の日記ブログになってしまう場合もあります。
2:なぜランキングサイトを利用するのか
ブログネタを探すにはいろいろな方法があります。
前回の記事にも書きましたが、それ以外にも多くの記事でブログネタの探し方が書かれています。
その中で、ブログネタの探し方の一つとして、ランキングサイトを活用します。
2-1:ランキングサイトに注目した理由
私たちは、何か情報や物を探すとき、通常キーワードを入力して検索します。
だからこそブログのアクセスアップを考えたときに、人が集まりやすいキーワード、ユーザーが検索しそうなキーワードを選定するのは必須です。
ランキングサイトで話題になっているキーワードは、テレビで放送されていたり、SNSで話題になっていたりしているものなので、アクセスアップに大きな役割を果たすことは間違いありません。
ランキングサイトに掲載されているキーワードは、一時的なビッグキーワードなのです。
2-2:ビジネスブログでランキングサイトのキーワードを使う意味
「話題のキーワードをビジネスブログに使ったところで、意味が無いのではないか?」
「自分の商品やサービスに関連するコンテンツ以外をアップしたらダメなのではなかったか?」
と考える人もいると思います。
確かに、いくらリアルタイムで話題になっているキーワードを使ったからと言って、必ずファンになるようなコアなユーザーが取り込めるということはありません。
しかし、きっかけにはなります。
自分の商品やサービスとかけ離れすぎているようなコンテンツは良質なコンテンツとは言えず、ブログ自体の質を下げてしまいかねません。
しかし、メリットもあります。
ですから、コンテンツの中心に置くのか、つかみとして使うのかは臨機応変に変えていく必要がありますが、頻繁にチェックし、活用することのメリットも大きいのです。
2-3:ランキングサイトをブログネタとして使うメリット
メリットはいくつかありますが、
- 自分の商品やサービスを購入するかどうかは別として、リアルタイムで、世間が興味を持ち、注目しているキーワードを知ることができる
- その記事に書かれている情報が最新であると思われる
- 注目キーワードを取り込むことによって、世間の流れに対応している、流行に敏感だと思われる
- アクセスアップに貢献する
ことにあると考えます。
商品の購入やサービスの契約を最終目的にしているので、トレンドを意識したキーワードを取り入れることによって、その会社自体も流行や世間のことを良くみている、情報が最新だと考えてもらうことは重要です。
2-4:ランキングなどのキーワードを取り込むデメリット
ランキングは旬のキーワードですが、それを利用するデメリットも無くはありません。
それは、
- あまりに関係のないキーワードを選んでしまうと、コンテンツの内容とのちぐはぐな感じが最後まで続く
- 流れに乗れないと意味がない
いくら注目されているからといって、あまりに下世話な内容やキーワードであったりすれば、会社自体の品位を下げかねませんので、そこは少し注意が必要です。
また、注目キーワードは時間単位で動いています。コンテンツの作成に時間がかかってしまい、アップするのが遅くなってしまっては、全く意味がありません。
3:ブログネタにも使えるランキングサイト
では、ランキングサイトのご紹介です。
内容がかぶっているものもありますが、それぞれに特徴がありますので、使いやすいサイトをいくつか選んで定期的に1日に何回かチェックするとよいでしょう。
3-1:Google
「Googleアラート」
キーワードを入力すると、そのキーワードに関する情報やニュースが更新したりアップされたときにメールにお知らせしてくれるツールです。その設定をしなくてもキーワードを入力するだけで、コンテンツが表示されます。
ニュースサイトやブログ、まとめサイトなどさまざまなジャンルのサイトの中での話題になり方が分かります。
「Googleトレンド」
リアルタイムの急上昇ワードが分かります。検索数も一緒に一覧で出てきます。3時間毎の更新のようです。急上昇ワードは検索数より、上昇率なので、この流れに乗れればアクセス数はかなり大きく伸びると考えられます。
「Googleトレンド 詳しく調べる」
リアルタイムでもランキングでもありませんが、トレンドの一つの機能ですので、ご紹介します。キーワードの検索数の10年程度の推移や人気度、動向などを調べられます。キーワードが追加できるので、複合キーワードでも調べられるのがよいです。検索数自体を調べるというよりも、検索数の増減を見るという役割です。検索の仕方もバリエーションがあるので、使い方さえ覚えれば役立つツールです。
「Googleトレンド ランキング」
リアルタイムではないですが、トレンドの一つの機能です。
その年で話題になったランキングやキーワードを載せています。
3-2:Yahoo
「Yahooリアルタイム検索」
リアルタイムでどのようなキーワードが検索されているかが出ています。
検索数などは掲載されていません。
「Yahoo検索データ 急上昇」
Yahooの検索で急上昇しているキーワードを出しています。
検索数は出ていませんが、記事タイトルや内容がさわりで出ています。
3-3:Google,Yahoo以外の検索エンジン提供ツール
「gooランキング」
このランキングの中には、特集、コラム、ご当地、ジャンル別、まとめなどのランキングが掲載されています。
ランキングが出れば情報は更新されているようです。
「@nifty瞬ワード」
大体1時間毎の旬のキーワードが出てきます。検索数自体はありませんが、そのキーワードに関するツイートが出ていたり、関連する人気サイトが掲載されていたり、5回前までの話題になったキーワードを遡って見ることができます。
3-4:その他ランキングサイト
「KIZASI.jp」
10分毎に更新されています。話題になっているキーワードと、そのキーワードに関連するキーワードも一緒に出ています。
「cotoha.comトピックス」
Yahoo,Google,はてなでの注目キーワードや急上昇キーワードが一目で分かります。更新時間はまちまちなので、その検索エンジンの更新のタイミングで更新されていると考えられます。キーワードをクリックすると、ニュースやテレビ、ブログでの関連語、知恵袋での質問、キーワードの地域別人気度などが出ます。いろいろなツールのいいところを集めています。自分が知りたいキーワードの情報も検索できます。
「ネタりか」
「思わず誰かに言いたくなるネタの宝庫」となっているように、ちょっとした知識やためになる情報を、いろいろなサイトから持ってきています。頻繁に更新されていて、分かりやすくまとめられていますので、参考にしてください。
「Amazone ランキング」
Amazoneのランキングです。
ベストセラー、新商品情報、ヒット商品、一番ほしい物リストに追加されている商品、一番ギフトとして送られている商品が見られます。
情報もベストセラー、新商品、ヒット商品は1時間毎に更新されていますので、商品の販売をしている方には特に参考になります。
「ついっぷるトレンド」
画像、ツイート、ニュース、まとめ、有名人、HOT!、その他の項目でのリアルタイムランキングが見られます。項目によっては、ツイート数や盛り上がり度、グラフも一覧の中で出ていて推移が分かります。
日付と時間を指定した過去の検索もできます。
4:ランキングサイトのトレンドキーワードを自分のブログでどう使うか
上記に挙げたサイトで、上昇率が高いキーワード、現在注目されているキーワードなど見ることができます。
これらのキーワードを利用して、どう自分のブログの良質なコンテンツにするかを考えます。
4-1:本日の話題としてコンテンツの中心として書く
この場合には、キーワードを更に厳選することも必要です。
コンテンツの中心として書くということは、アクセスアップはもちろんですが、自分のブログの質にも関わってきます。
キーワードをいくつかピックアップして、Googleの「キーワードプランナー」や「SEO難易度チェックツール」を利用します。
今話題になっているものなので今の検索数が上がっていますが、普段の難易度や検索数も調べましょう。
キーワードが決まったら、そのニュースや話題の内容に触れることはそうなのですが、それ以外にもやはり普段と同様、コンテンツの内容やタイトルにも気を付けなくてはなりません。ネタ作成ツールを利用して、いくつかパターンを考えます。
4-1-1:キーワードからコンテンツを生む
「アイデア生産工場」
アイデアのポイントを出してくれるサイトです。今まで考え付かなかったような発想が出てくる場合があります。
「ホッテントリメーカー」
よく見るサイトですよね。ホットエントリーになりそうなタイトルを作成してくれます。
4-1-2:トレンドキーワードに関連するキーワードも考えて決める
「googlekeyword マルチサジェスト」
Yahoo,Google,bing、NAVER,楽天、wiki、動画、amazonなどでの検索予測キーワード(複合も含む)を調べられます。
「KIZASI.jpラボ」
KIZASI.jphttps://kizasi.jp/の機能の一つの「ことばをみつける」は、キーワードでニュースやブログが検索できたり、キーワードから関連語句を探せます。
その他にもラボにはキーワードで書かれたブログ数の推移を調べられたり、1年間のブログのランキングが見られたりとブログネタを考えるために使える機能が用意されています。
「サジェスト調査ツール」
先ほどのgooglekeywordのgoogle、yahooなどの検索以外に楽天オークション、yahooオークションの検索予測もできます。
4-1-3:コンテンツを素早く作成→アップする
キーワードと大体の内容が決まったら、コンテンツを作成します。
リアルタイムに話題のキーワードを使っているので、素早くよい記事にすることがポイントです。
記事の書き方については、また別にお伝えしたいと思います。
ネットで検索すると、「ブログ 書き方」などで検索すると、簡単にまとまっているものもありますので、そちらも参考にしてみてください。
書き終わったらすぐにアップします。せっかくの情報の鮮度が失われないうちに見てもらえるようにしましょう。
4-2:季節感、つかみとして取り入れる
この場合には、コンテンツの内容自体というよりも、話題になっているキーワード、最新の情報を取り入れることによって、サイトの新鮮さをアピールすることも大きな目的の一つになります。
4-2-1:どんなキーワードや話題でもOKなのか
コンテンツとの絡みはそれほど気にしなくてよいかとも思いますが、できれば話がつながりそうなキーワードがあればベストです。
無くても、ゴシップ過ぎる内容や凄惨な事件に関するキーワードは避けた方が無難です。
4-2-3:コンテンツの内容は普段よりも分かりやすくを心がける
トレンドキーワードを取り入れる場合には最初から自分の商品やサービスに興味のある人が来る可能性は高くはありません。
自分の商品やサービスに関することで、一般の人が読んでためになると思ったり、興味を持てるような豆知識だったりをコンテンツの中心にすることお勧めします。
そこから拡散され、本当のファンが付く可能性もありますので、更新数やとりあえずのアクセスを稼ぐためのトレンドキーワードだと思わないようにしましょう。
5:まとめ
ランキングサイトの活用法についてお伝えしてきましたが、いかがでしょうか。
リアルタイムで話題になっているものは、そのキーワードを取り入れるだけで、アクセスアップの可能性が大幅に上がります。
しかし、そこで本当のファンを掴めるかが勝負になってきます。
ブログのネタが無いなと思ったら、トレンドのキーワードを利用してファンを獲得するための種をまいておきましょう。
6:参照記事
今回はこちらの記事を参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
Biz.ID
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編集長 笹木より
個人的には、Biz.IDさんのような記事は面白いですね。
頭を使うので読み進めるのは大変ですけど。
あと、「cotoha.comトピックス」は面白いですね。使える。