ブログの安定的なアクセスアップのためには、読者を獲得することが重要です。一時的なアクセス数アップなら、話題性だけでも集めることができますが、継続してアクセスアップできることがベストです。
タイトルのSEO対策もアクセスアップには効果的です。しかし、記事のタイトルでユーザーが来たとしても、中身が伴っていないとアクセスしただけで、すぐに離脱されてしまいます。
ユーザーが継続して読もうと思うのは、感情が動かされる記事です。ファンを増やしたり、集客、メルマガ登録を目標としているビジネスブログでは、会社に興味を持ってもらい、結果的に購入や契約までつなげるだけの信頼感や安心感が必要です。そのためには、ブログ記事を最後まで、興味がある、面白い、タメになると思ってもらわなくてはなりません。
ですから、良質なコンテンツが最も重要になってきます。今回の記事では、誰でも簡単にできて、感情を動かすことのできる文章の書き方についてご説明します。
目次
1:ブログのアクセスアップには段階がある
ブログの記事は、
- 投稿直後…友人、見込み客などの読者がお知らせを受けてブログに直接来てくれます。
- 投稿後数時間後~…投稿直後で読んだ人たちが、SNSを通じて反応をしてくれるとその知人、友人などが来てくれます。
- 投稿後数日~…パソコンの検索窓やSNSの検索などで辿ってくる新規のユーザーが来てくれます。
投稿直後の段階で、止まってしまう場合には、直後のアクセスアップのみです。2番目、3番目まで広げるためには、文章自体の力が必要です。2番目、3番目のユーザーを取り込めなければ、安定的なブログのアクセスアップは望めません。
2:拡散してもらえる文章とは?
ブログで一番大きくアクセスが伸びるのはSNSで拡散してもらった時です。では、どうすれば拡散してもらえるのでしょうか?
2-1:面白いと感じる文章の特徴
読者を飽きさせず、最後まで読んでもらい、拡散してもらうための文章の書き方にはある程度の共通項があります。面白い小説などの本では、
- 問題と答えがある
- 驚きがある
- 伏線がある
- 構成がしっかりしている
などが、特徴として挙げられますが、これはブログ記事にも共通しています。人を引き付ける文章には、共通した項目があるのです。しかし、これをやるにはある程度の文章力と経験が必要になってきます。
2-2:文章の書き方を勉強できる場所
では、経験を積んでない初めの頃はどうしたら、最後まで読んでもらえる文章を作成することができると思いますか?
最も簡単な方法、それはお手本を探すことです。
2-2-1:人気ブログを参考にする
はてブで上位になっているもの、多くの人に拡散されている文章というのは、内容もさることながら、文章自体も、人に興味を持ってもらえるような文章の作りになっているはずです。多く拡散されている文章を読んで、勉強してみましょう。たくさんの記事が拡散されている人気ブロガーなどのブログを毎日通して読んでみます。
その中で一番、自分が面白いと思うブログ、お手本にしたいと思うブログを探します。もちろんコピペをしたりしてはいけません。真似をするというはそのようなことでなく、
- 文章の構成
- ブログ自体の体裁、見やすさ
- テーマの選び方
- タイトル、見出しの付け方
などを参考にします。
2-2-2:新聞、雑誌を参考にする
新聞、雑誌も多くの不特定多数の人に向けて書いているものです。特に新聞は読む年齢層も幅広く、文章の書き方を学ぶ場所としては最適です。また、いろいろな人が寄稿していたりするので、様々なジャンルの人が書いた文章を見ることができます。
3:アクセスアップできる、拡散してもらえる文章の特徴
上記の方法などで、文章を読んでいくと、多くの文章で共通点があるのが分かると思います。もちろん、それぞれでアレンジは加えていますが、
見出し→要約(簡単な結論)→詳しい内容
となっている文章が多くあることに気づくと思います。
3-1:分かりやすくまとめる
文章全体を通したポイントは、
- タイトルは短く簡潔に、重要なキーワードを盛り込んで、ユーザーに興味を持ってもらいます。
- 要約した簡単な結論を書くことで、時間の無い人には、流し読みしてもらえますし、これから書くことの結論になるので、後に書いてある文章も理解しやすくなるはずです。
- 最後に詳細に書かれた本文にうつることで、ユーザーの理解度を高めます。
- 無駄な説明や脱線した話をだらだら続けないことで、まとまった文章になります。
- 言い回し、単語や言葉の使い方を同一記事内では共通させることで、ユーザーを迷わせないようにします。
3-2:少し細かいところまで気を使ってみる
ビジネスでブログを使っている場合には、TwitterやFacebookで拡散してもらった時に、途中で切れてしまっても重要な文言が分かるように、
- タイトルの左側の最初には、印象的な言葉、最も重要なキーワードを入れる
- 要約では、120文字前後までにおさえて、SNS用の文章としても使えるようにする。(簡潔にまとめます。)
- 小見出しをつけてきちんと区切りをつける。(見やすく、飽きない工夫をします。また見出しはSEO対策としても効果的です。)
- 長くなってしまったら、まとめを最後につける。(ブログで結局何が言いたいのかが分かり、すっきりします。)
- 最初に目次を付ける。(大体どのくらいで記事を読み終わるかを判断できます。)
などの工夫をします。ユーザーのことを考えた少しの工夫で、大きくアクセスが違うことはよくありますので、なるべくユーザー目線の読みやすさを心がけます。
4:アクセスアップのため、拡散してもらうための基本的なブログの書き方
4-1:ブログタイトルにキーワードを入れる
ブログの入り口はタイトル。まずクリックしてもらわなくては始まりません。検索結果表示の3ページ目以降は、ほぼアクセスはありません。目指すは1ページ目ですが、その為には最低限キーワードは含まれていなければなりません。また、興味を持ってもらえるタイトルを考えましょう。印象的な言葉とキーワードを組み合わせるといいですね。
4-2:見出しにはキーワードを入れる
少し長くなるブログでは大見出し、中見出し、小見出しを付けるのが好ましいです。文章にメリハリが付きます。逆に、無いと起伏がなく、パッと見もだらだらと長く感じてしまいます。見出しの中にもキーワードを入れましょう。タイトルを同じでもいいのですが、見出しはSEO的にも重要な対策の一つなので、ぜひ関連語句などを入れて厚みを持たせるのがベストです。読者としてもタイトルと同じ見出しよりは、きちんと内容が表された見出しの方が最後まで読み進めてくれます。
4-3:段落、改行をきちんとつける
段落と改行で読みやすさは変わります。PCだけでなく、スマホやタブレットなど今は様々なツールでブログを見ることがありますので、小さな画面でも見やすい。を心がけると、ユーザーの心をつかめるでしょう。段落は3~4行が丁度よく、漢字が続く時はひらがなやカタカナを織り交ぜて読みやすくするのもおすすめです。
4-4:テンポを最後まで保つ
テンポを良くするために一文は少し短めを意識しましょう。スッキリとした読みやすい文章にするべきです。しかし、削りすぎると個性がなくなり、ただ淡々とつづっているだけに見えてしまうので、バランスを見て、調整していきましょう。これは客観的に自分で書いた文章を繰り返し読んだり、他の人のブログを読んだりして研究するのが一番近道です。
4-5:同じ単語を繰り返し使ったり、キーワードを使うためだけに回りくどくしない
ユーザーを呼び込みたいキーワードというのがあると思いますが、だからと言って、同じキーワードばかりが繰り返し出てくるのは良くありません。検索エンジン的にも不自然な物ははじかれる傾向にあります。普通の文章でいいのです。その代わり、関連している言葉をちりばめたりすると良いでしょう。検索の際にそのキーワードと一緒に使われるような言葉を探してみて、参考にするのもいいですね。
goodleywordなどの関連キーワードツールやgoogleキーワードプランナーで見つかります。
4-6:文章の装飾に気を付ける
強調する場合に、文字色を何色も使ったり、太字や大きさを変えているブログがたまにありますが、やりすぎは結局何を主張したいのか分からなくなりますし、読みづらくなる場合もあります。色は統一する、大きさや太さを変えるのは本当に強調したい部分だけにするなど、ルールを作りましょう。小さすぎる字もだめです。できれば14pt以上が読みやすいですね。なお、文字色を青にするとリンクと間違えられやすいので、注意が必要です。
4-7:画像、グラフ、表、動画などを使って飽きさせない
画像や動画を使うことは、ユーザーを飽きさせないツールとして最適です。文字ばかり読んでいると疲れますので、良い息抜きになりますし、メリハリも出ます。図なども同様です。文章だけでは伝わらないことがありますので、そういう時には活用するようにしましょう。
5:信頼感を持たせることができる文章の書き方の手順
ビジネスブログには信頼感も大切です。顔の見えないブログで信頼感を出すためには相手の感情を動かさなければなりません。相手を動かす文章が書けるようになれば、ファンも増えビジネスチャンスも多くなります。
5-1:ターゲットを絞る
誰に読んで欲しいか。読み手を限定し、タイトルにも入れることで、ユーザーも自分が必要としている情報なのかどうかが瞬時に分かります。ペルソナを作成してその人に向けた文章にしていくといいでしょう。ペルソナが難しい場合には、顧客の一人をイメージしてその人がどのような文章に興味を持つのかを考えてみると分かりやすいですね。
5-2:問題提起→相手の共感
具体的なシュチュエーションをイメージさせるような文章を書き、その状態を脳内にイメージにさせて、ユーザーの問題意識を引き出します。
読者が普段から困っている問題などを提起させると分かりやすいですね。
5-3:ブログを読み続ける(契約する)ことでメリットを感じさせる
ただ、読んで。契約して。というような内容のブログに引き寄せられる人はいません。具体的にどんなメリットがあるのかをイメージしやすいと具体的な次の行動をとりやすくなります。
デメリットをどのように回避できるのか、どんなメリットがあるのかを具体的に書きます。
5-4:今の問題→解決方法の提案
ターゲットが抱えうる問題を出し、その解決方法を提案します。解決するためには何をしたらいいのかをブログを通じて発信します。
5-5:別の角度からのメリットの確認
メリットを実感できるように、パターンを変えてメリットを再確認するような文章を書きます。具体的な顧客例などを出すといいでしょう。レビューなどがあれば、それを掲載するのもいい方法です。
5-6:きちんと言い切る
~かもしれません。~だと思います。など言い切れない文章では、信頼感が得られません。
6:まとめ
いかがでしたでしょうか。これからブログを始める初心者の方でも、ブログのアクセスアップに伸び悩んでいる方でも、誰にでもすぐにできる方法をピックアップしましたので、明日からでも自分のブログのアクセスが欲しいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
7:参照記事
今回は、こちらの記事を大変参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
「ENJILOG」
今年こそブログを書きたい初心者ブロガーへ贈る6+2のアドバイス
「markelog」
【初心者向け】ブログアクセスアップの方法!12のチェックリスト
「デマこい!」
「Naifix」
「インデックス投資日記@川崎」
「Book of Enok」
「東京朝活ポータル」
Facebookフレンドさんから信頼と共感を得れるソーシャル文章術