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あやしい情報商材のセールスページから脱却したい方へ
結構、怪しい縦長のセールスページで作る方法しか知らない方が増えています。
コンサルティングをしていると、「えぇ、ここまでしっかりと考えてホームページを作る方法教えてくれる人いませんでしたよ。」
という声をいただきます。
そこで、どのようなものを教わっていたかを聞くと、
「いや~、情報商材の販売ページの作り方しか教えてもらえないんですよ・・・。」
という回答を頂きます。
とにかく派手で煽りがちなキャッチコピーばかり・・・。
サイト全体の設計書を作り、さらにページの設計書まで作るという構築手法を説明していると、
「うぁ~そこまでやるもんだったのですか?販売用のページというと、縦長の煽り口調のキャッチコピーのページの作り方。ブログというと『キーワード』、『とにかく記事を書け』、『(価値のない)バックリンクブログを作れ』しか言われませんでしたよ。」
という感想をいただきます。
情報商材の世界だけでしか生きていかないのであれば、それでも良いです。(本当はよくありませんが)
しかし、リアルなビジネス、通常のネットユーザーをお客とするビジネスをされている方は、それではいけません。
ご自身の商売、ブランドの品格を落としかねませんからね。
ホームページ全体でのプレゼンテーションを心がける
セールスページの作り方の記事で、大まかなセールスページの流れについて説明しました。
ただ、ホームページ上での商品の売り方は、必ずしもセールスページ形式だけが正解ではありません。
販売ページに関するビデオのページでも説明しましたが、ホームページは「プレゼンテーション」を意識したサイトを作ることが重要です。
つまり、コピーライティングだけではなく、サイト全体で与える画像、動画、その他情報、さらにはイメージも含めてのプレゼンテーションだということです。
勝つところは徹底的にやるという事例をご紹介します。
インターネット書店の最王手であるAmazonが手がける靴とバッグの専門サイト「ジャバリ」です。
ジャバリ(Amazon)では、倉庫に撮影スタジオまで併設し、入荷した商品をすぐさま倉庫で撮影します。
今回、「靴」という履き心地が重要な商品、つまりウェブサイト上では商品の良し悪しを判断しにくい商品を売るために、Amazonがどれだけの工夫と見えない努力を払っているかをご紹介いたします。
商品画像に関するこだわり
まずどれだけ写真画像を工夫してプレゼンテーション力を向上させているかをご確認ください。
まず、通常の商品ページです。
写真も一般的な写真ですね。
商品にマウスを当てると、こちらの写真のようにさらにアップした写真が右側に表示されます。
かなり細かいところまで見ることが出来ます。
ジャバリでは、返品可能としていますが、ホームページ上でもできるだけユーザーが納得して商品を購入できるように、あらゆる工夫をしています。
ネットでも売りやすかった書籍とは異なり、靴は大きさや履き心地なども関係するため、ネットで簡単に売れるものではありません。
しかし、できるだけホームページ上で必要な情報を提供することで、ユーザーの利便性を高めています。
もちろん、写真は様々なアングルを用意しています。
情報提供もここまで徹底しています。
Amazonはそれだけでは終りません。
なんと、倉庫に入荷した靴一品一品をスタッフがメジャーで長さ、幅などのデータまで記録します。
さらには、実際の履き心地についても、専門スタッフが一足一足、試履を行い、情報を記録します。
記録した情報はこのようにホームページ上で記載しています。
ホームページ上では、たったのこれだけの情報ですが購入したい人にとっては、とても助かる情報なのです。
派手で煽るキャッチコピーや無理やり高揚させるような下品な画像ばかりがセールスページにおいて重要なのではありません。
本当に強い会社、売れているホームページでは、地味で、面倒な部分にもこだわりをもって、手間をかけて顧客に対して価値を提供しています。
こうした部分に手を抜かずに徹底している所が売れているサイトの秘訣です。
写真や提供する情報ひとつをとっても顧客視点でこだわる意識をもつ事が重要です。
■写真素材提供元
Image: photostock / FreeDigitalPhotos.net