「価値のあるコンテンツ」という言葉をよく聞くようになりました。
しかし、価値のあるコンテンツとはなんでしょうか?
今回は、コンテンツをユーザー視点とサイト運営者視点の二つの視点にわけて、それぞれについて整理します。
両者の視点毎に、どのような目的で記事を書けば良いかを理解して、活用してみてください。
「価値の高いコンテンツ(記事)を作りましょう!」
この言葉は、ブログやホームページを運営している方、特にSEOなどのビジネス向けの情報収集している方なら一度は聞いたことがあるかと思います。
一般的に、価値の高いコンテンツを作るとは、「ユーザーに喜ばれる、または役に立つ、内容の濃い記事(コンテンツ)を作る」ということです。
価値の高いコンテンツを作らないと、ユーザーに嫌われ、さらには検索エンジンにも嫌われます。
目次
ユーザーに嫌われるコンテンツは、Googleにも嫌われる
Googleもコンテンツ価値の低いサイトをどんどん切り捨てようとしています。
2月にアメリカで起きたGoogleのアルゴリズムアップデート、通称「パンダアップデート」によるアルゴリズムの大幅変更によって、ウェブサイト運営者は「コンテンツの中身」を今まで以上に求められるようになっています。
この記事を書いた2011年8月5日現在では、正式に日本にも導入されたという報告はありませんが、6月末あたりからGoogleの検索アルゴリズムに変化が起きているようです。
具体的には、
- Googleからの警告を受けたサイトが大量に出た
- アルゴリズム変化の影響か、順位が大幅に下がった。
- インデックス数が大幅に下がった。
といった報告が挙げられています。
Googleのマット・カッツ氏によると、遅かれ早かれパンダアップデートは「日本にも導入される予定」です。
今まで以上に、コンテンツの中身を求められる世界がやってくるということです。
サイト運営者にとっての価値のあるコンテンツとは
ユーザーにとって価値のあるコンテンツ以外に、サイト運営者側の視点も考えてみましょう。
実際、私自身、クライアントや読者さんには、
「コンバージョンなど収益に貢献するキーワードやコンテンツを分析して、収益に貢献するページやキーワードの把握、改善に励みましょう!」
ということを伝えています。
販売者視点で考えると、効率よく収益につながるコンテンツが「価値のあるコンテンツ」になります。
結局、収益サイトを運営するにあたって、経営者的な視点に経つと、どうしても収益性が重要になるので仕方ありません。
つまり、販売側の視点における「価値の高いコンテンツ」とは、収益や資料請求などのコンバージョンに貢献するコンテンツということになります。
じゃあ、結局、記事はどのように書けば良いの?
と混乱する方もいらっしゃるかもしれません。
「コンテンツの価値」について私なりに分類してみたので、ご紹介します。
コンテンツの価値には、コンバージョン価値とオーソリティ価値がある
この画像は、私のプレゼン資料の一部ですが、コンテンツ価値について
- コンバージョン価値(コンバージョンへの貢献度)
- オーソリティ価値(ナチュラルリンクやFacebookのいいねボタン、はてなブックマークといったサイトの権威、Googleからの評価向上に関する価値)
という二つの切り口で分けて考えるとすっきりします。
この二つをうまくバランスをとってコンテンツを増やしていくと良いと考えています。
コンバージョンに直結するような記事でなかったとしても、人に評価されて、ナチュラルリンクやいいねボタンを押してもらえやすい記事を作るのも一つの手です。
ターゲットではないユーザーのアクセスを集めるわけ
このブログには、「Wordpressのプラグイン設定の解説記事」も掲載していますが、この記事にアクセスするユーザーは、本来ターゲットでないユーザーではありません。
実際に無料レポートを読む人はほとんどいませんし、直帰率も非常に高いです。
ただし、滞在時間は、非常に高く、はてなブックマークに登録してくれたり、参照資料として他のブログでも掲載されることもあります。
まとめ
- 他の人から評価され、Googleから評価されるようなコンテンツを加えることで、サイト全体の価値を高める。
- 同時に、目的のコンバージョンにもつながるコンテンツも加えていく。
- 両者をバランスよく行うことで、サイトのパフォーマンスを上げる。
うまく、コンテンツの目的を使い分けをしながら、良いウェブサイトを構築して行ってください。